オクラ水を飲み始めてから、便通がスムーズになった体験をもとに、「腎臓への影響って本当に大丈夫?」という疑問に答える内容です。素人目線で体験談も交えつつ、信頼できる情報も引用しているので、安心して読んでくださいね。
オクラ水が「腎臓に悪い」と言われる理由

オクラ水そのものが悪いわけではありませんが、ネット上で「腎臓に負担をかけるのでは?」という声が出てきた背景には、いくつかの誤解があります。
オクラ=カリウムが多い → 腎臓に負担?という誤解
オクラにはカリウムが含まれています。カリウムは健康な人にとっては血圧を安定させる大事な栄養素です。しかし、腎臓に持病がある方はカリウムをうまく排出できないことがあります。そのため「カリウム=腎臓に悪い」という知識だけが独り歩きし、オクラ水も危ないという噂が広まることに。
公益財団法人 長寿科学振興財団によると、成人の1日のカリウム摂取目安量は
男性 2,500mg、女性 2,000mg とされています。
健康な腎臓であれば、余ったカリウムは尿として排出されるため、
通常の食事で摂る程度は問題となりにくいとされています。引用元:公益財団法人 長寿科学振興財団
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-k.html?utm_source=chatgpt.com
SNSで“悪い”という情報だけが拡散された
健康系の話題は、SNSで誤った情報が広まりやすい特徴があります。「腎臓に悪いらしい」と根拠が薄いままシェアされることも。オクラ水はダイエットや便秘改善と注目されやすいため、噂だけが独り歩きすることもあるんです。
“濃すぎるオクラ水”を大量に飲むと負担という指摘がある
オクラを大量に水に漬け、とろみが強くカリウム濃度の高いオクラ水を一日に何杯も飲む—こうした“過剰摂取”が一部で紹介されたことも、噂の原因になっています。
オクラに含まれるカリウムと腎臓の関係
ここで一度整理します。
- カリウムは野菜全般に普通に含まれる
- 健康な腎臓は余ったカリウムを排出できる
- 腎臓病・透析中の方は排出が難しく、制限が必要になる
つまり - 健康な人 → 心配しすぎなくてOK
- 腎臓に疾患がある人 → 医師に相談しながら調整
というのが、一般的な考え方として公的情報でも確認できます。
オクラ水は本当に腎臓に悪い?結論
結論から言うと——健康な人が適量のオクラ水を飲む限り、腎臓に悪いという強い根拠は見つかりませんでした。ただし、腎臓に病気がある方・カリウム制限を受けている方は、食材全般と同じように、自己判断ではなく医師に相談しながら調整したほうが安心です。

健康な人は問題なし。むしろメリットが多い
健康な腎臓は、体の余分なミネラルをきちんと調整し、必要のないカリウムを尿として排出します。
そのため、
- 毎朝コップ1杯(150〜200ml)
- オクラ1~2本を一晩つける程度
このくらいの量なら、オクラのカリウムで腎臓に負担がかかることはほとんどありません。さらに、オクラ水には以下のようなメリットがあります。
- 食物繊維によるお通じ改善
- ポリフェノールによる抗酸化作用
- 血糖値の急上昇を抑えやすい
- 胃腸への負担が少ない(液体で飲むため、固形野菜より消化がラク)
つまり、体に優しい健康習慣として毎朝続けている人が多いということです。
腎臓が弱っている方、カリウム制限中の方は注意
一方、腎臓に持病がある方やカリウム制限の指示を受けている方は、少量でも医師に相談したほうが安全です。
- 慢性腎臓病(CKD)
- カリウム制限の指示を受けている方
- 透析治療中の方
オクラにはカリウムが含まれるため、野菜と同じように量を管理する必要があります。
※ これは「オクラ水が特別危険」という意味ではなく、カリウムの多い食材全般に共通する注意点です。
過剰摂取や濃すぎるオクラ水は避けるべき
健康な人であっても、次のような飲み方はおすすめできません。
- 一度に 極端に大量のオクラ(例:10本以上) を浸けた濃いオクラ水
- 一日に数杯以上飲む
- 食事の代わりにオクラ水だけを飲むような極端な方法
私の場合、毎朝5〜6本を漬けていますが、このくらいの量なら体にも腎臓にも負担はなく、安心して続けられています。性があります。
腎臓が気になる人の「安全な飲み方」
専門家の立場ではありませんが、私自身が調べた内容+公的な情報を参考に、「このくらいなら安心しやすいだろうな」という目安をまとめました。
- 濃く作りすぎない
オクラ2〜3本+水200ml程度が一般的。とろみが強いとカリウムもやや多くなります。 - 1日1杯くらいがちょうどいい
多く飲むほど身体に良いということではありません。 - 不安がある人は一度“水煮”にするのも方法
湯通しするとカリウムが少し減ります。(野菜全般で言われている方法) - 体調が気になる時は無理して飲まない
むくみが強い日、腎臓に不安がある時は控えめに。 - 持病がある人は必ず医師へ
特に、「カリウム制限」「腎疾患」「心疾患」がある人は、食材の量も含めて医師・栄養士に相談したほうが安全です。

まとめ:腎臓に不安がある人は“念のため慎重に”が正解

オクラ水は「普通の濃さ・1日1杯」程度で飲む分には、腎臓に悪いという強い根拠は今のところ見つかりません。ただし、「腎臓の持病がある」「カリウム制限中」「むくみが強い日」などの場合は、一度医療機関に相談するほうが安心です。オクラ水は“万能薬”ではありませんが、食物繊維が豊富で、便通や肌の調子が良くなったという声も多く、生活に無理なく取り入れられる自然な方法のひとつとしては魅力がありますよね。
